福岡県の緊急経済支援策をまとめてみました。福岡市や北九州市と比較して何が違う?
皆さんこんにちは、KENです。
先日福岡市と北九州市の緊急経済支援策について記事を書きました。
それに合わせて、福岡県も経済支援策を発表しましたので、下記にて解説致します。
事業継続の支援
「福岡県中小企業緊急支援金」の創設(約154億円)
国の「持続化給付金」の対象とならない中小企業等に現金給付を実施。国の支援と合わせると法人だと上限250万円、個人事業主だと150万円の支援を実施。
中小企業向け制度融資の充実(融資枠約2,828億円)
県の制度融資における保証料全額補填に加え、新たに無利子、無担保の特別融資を実施。
中小企業の経営革新等に対する支援(約1.7億円)
飲食店がデリバリーやテイクアウトを開始するなど新たな取組みを支援するために、上限50万円の支援を実施。
また、飲食店以外でもウェブ会議システム等のテレワーク環境の整備を支援するために、IT導入補助金を国と合わせて3/4の支援を実施。
宿泊事業者が行う感染防止対策に対する支援(約3.6億円)
宿泊業者が行う感染防止対策に対して上限50万円で支援を実施。
「福岡県ウェブ物産展」の開催(約5.7億円)
通販サイトを活用し、県産の加工食品等を3割引で販売
「花あふれるふくおか」の推進(約0.2億円)
花生産者に対して、補助を実施。
医療提供体制の強化
宿泊療養施設の確保(約13.2億円)
コロナの軽症者・無症状者の療養のために民間ホテルの借り上げを実施。
患者受入医療機関に対する支援(約3.9億円)
コロナ感染者の入院を受け入れた医療機関に対して受入患者1人あたり30万円の支援を実施。
専用外来の設置への支援(約0.8億円)
診療体制の強化のため、県医師会が行う「新型コロナウイルス専用外来」の設置費用・医療機器、感染防護具の購入を支援。
医療機関へのマスク等の配布(約0.8億円)
患者の受け入れが増加し、マスク等が不足する医療機関にマスク100万枚、医療用ガウン等2万着の優先配布を実施。
知事等の給与減額
令和2年5/1~令和3年3/31の期間で知事▲20%、副知事▲15%、教育長・企業管理者・常勤監査委員▲12%の給与の減額を実施。
【削減効果】 1,756万円
まとめ
先に経済支援策を打ち出している北九州市と福岡市を合わせたような支援策だと個人的に思いました。
お店を経営されている方などで市外の方は不満の声が上がっていたようなので、県全体の取り組みとしてこういった声が少しでもなくなってくれればいいなと思います。
特にびっくりしたのは、知事の減給です。
知事自らの給料を削って支援策に充てるという取り組みは素晴らしいと思います。
課題はまだまだ山積みですが。
再度1人1人の意識を高めていきましょう。
それでは。